【内容情報】(出版社より)
気鋭の写真家・小野啓による現代の、都会の男子とその部屋、そこに在る物たちのなるべく詳細な記録。3年にわたって撮影された、90人の男子たちのポートレートとその超プライベートな空間。著者初の試みとして、それぞれの人物と対話し、書き下ろしたテキストが付記されている。
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男子部屋には収まりきらない物語があふれていて、まだ書かれていない物語が散らかった床のうえで叫んでいる、それは人生よりもっと小説に似ている。ここにはまるで時間がねじ込まれているみたいに、部屋に刻まれた複数の時が写り込んでいて、ぼくはこの写真集に写り込んでいるものこそが、「物語」なんだ!と自信をもっていいたい。
───町屋良平(帯より)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
小野啓(オノケイ)
1977年京都生まれ。2001年立命館大学経済学部卒業。2003年ビジュアルアーツ専門学校・大阪写真学科卒業。2002年より日本全国の高校生のポートレートを撮り続けている。第26回「写真の会」賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)